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タイガー・キャピタル・パートナーズ・ファンド1
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アジア、とりわけ中国は、インフラ・プロジェクト及び、アジア向けプライベート・エクイティー、ベンチャー・キャピタル(とりわけ、テクノロジー、メディア及びテレコム( TMT )の分野)に関する対内直接投資において大きな成長を見てきました。 2004 年においては、 12 億ドル以上の、ベンチャー・キャピタル及びプライベート・エクイティー資金が中国本土に投資され、その内 60 パーセント以上は、 TMT セクターに投資されました(出展: CVCF2004 )。
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ベンチャー・キャピタル、及びプライベート・エクイティー・ファームが直面する主要な問題の一つは、如何にして、投資先企業からエグジットをし、十分なリターンを得るかという点です。 2004 年において投資によるエグジットから実現された 802 百万 US ドルの内、ほぼ 70 パーセント近くは、たった 5 社の海外における上場からもたらされています。エグジットの大多数は株式売却によりなされていますが、これは、全エグジット資金の 25 パーセント未満を実現しているに過ぎません(出展: CVCF2004 )。 |
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中国及びその他アジアの市場における投資に関する、ベンチャー・キャピタル、及びプライベート・エクイティーの投資資金は急増していますが、仮に存在したとしても、極少数のみしか、短期から中期(投資より 12 ヶ月から 18 ヶ月)のエグジットの達成をとりわけ目指しているものは存在しません。当社は、中国、韓国、及び日本の中心となる市場における中小規模の企業( SME )に、シード IPO 資金を提供し、アジア地域における既存の投資家グループを補完するため、スペシャリスト投資ファンド( 50 百万英ポンドをコミットメント金額の上限とします)を設立しています。 |
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タイガー・キャピタル・パートナーズ・ファンド1(タイガー・ファンド)は、これらのビジネスが、ロンドンの 3 つの資本市場のうちの1つにおいて、 IPO を通じた上場の達成を可能とするよう設計されています。タイガー・ファンドがターゲットとする企業は、その成長段階にある企業であり、ジュニア市場である AIM における IPO が、ファンドにとっての好ましいエグジットとなります。タイガー・ファンドは、投資先企業の少数株主持分を取得し、各企業が、通常 18 ヶ月以内に、 IPO を実現する手助けをします。 |
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アジアにおける投資ターゲット
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タイガー・ファンドは、以下の各企業に対する投資を目標としています。
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既にベンチャー・キャピタルからの投資を受けている企業
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既に確かな技術を発明し、発達させた企業
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段階的なエグジット戦略の一部として、 IPO を追求する準備が整っている企業
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国際的ビジネス、又は国際的成長の可能性を有する企業
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このことは、大多数のケースにおいて、タイガー・ファンドは、確かなビジネス・モデルと、強力な成長見込みを有する(これらは IPO の成功の確率を高めます)、確かなビジネスに対する投資を検討することを意味します。 |
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ロンドン・エグジット
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タイガー・ファンドは、個人投資家、並びに既存のベンチャー・キャピタル及びプライベート・エクイティー・ファンドに対し、アジアの中小規模の企業( SME )の間において成長しつつある、ロンドンでの上場を志向する流れに参加する機会を提供します。米国の証券市場は、コンプライアンスの負担の重い市場となり、その結果、多くのヨーロッパの企業は、コンプライアンス違反に対する責任の可能性はいうまでもなく、単純にその財務的負担を理由として、 ADR の上場を廃止しています。
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近年のサーベンス・オックスリー法( SOX 法)の元で導入された法律により、 NASDAQ 、及び ニューヨーク証券取引所( NYSE )における IPO のプロセスは 、 より複雑かつ、コストのかかるものとなりました。このことは、投資家の 自信 の欠如、並びに、中国、香港、及び日本におけるそれぞれの証券取引所の官僚主義とも結びついて、これらの地域における中小規模の企業( SME )に対する投資からのエグジットが、株式の売却、又は合併によりなされる傾向をもたらしているといえます。 これらの投資機会は、利益をもたらすものとなりえますが、一般的にいって、ベンチャー・キャピタルが、投資先企業の IPO の成功によりもたらされると期待する利益と同等の利益を提供するものではありません。
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ロンドンにおける資本市場、とりわけ AIM は、柔軟なルールと規則を有し、株式の売却によって実現される価値よりも、より大きな価値をもって、中小規模の企業( SME )からの IPO によるエグジットを達成することが可能な、理想的なプラットフォームであるといえます。 AIM においては、企業が、国内証券市場において受ける、 IPO 後の制限を避けることも可能です。ロンドンは、昨年だけでも、3兆 US ドル以上の証券取引(ニューヨークの取引規模のほぼ 3 倍にあたります)がなされた世界最大級の流動性を誇る証券市場です。比較的柔軟な AIM の規制とも結びつき、ロンドンは、より多くのアジア企業の注目を集めています。このことは、国際的に通用する製品とビジネスモデルを有するアジア企業について、特に言えることです。
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タイガー・ファンドは、アジアにおけるベンチャー・キャピタル・ファーム及び投資家が、その投資からの最適なエグジット戦略を実現するために、当社のファンドに対するアクセスと同様に、当社の既存のアドバイザリー・サービスを利用するための、補完的なチャネルを提供します。 |
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タイガー・ファンドについて、より詳細な情報をご希望の場合、当社までご連絡ください。
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